業務提携概要(出典:WILLER)

 WILLER(ウィラー、村瀨茂高代表取締役、大阪市北区)は7日、関西電力とモビリティ事業で業務提携すると発表した。ウィラーは、全国展開を目指すエリア回遊型の乗り合い輸送新交通「mobi(モビ)」で車両の電動化を検討する。今回の提携を機に、関電のノウハウを活用して再生可能エネルギーやワイヤレス充電、電力マネジメントシステムなどを電動車に取り入れ利便性と環境対応を高める新サービスの事業化に取り組む。

 両社は、MaaS(サービスとしてのモビリティ)やAI(人工知能)オンデマンド交通、自動運転といった実用化が期待されるモビリティ分野の技術と、関電が持つエネルギー分野の技術を融合した新事業の企画開発・実施を進めていく。特にウィラーはKDDIと共同で事業を行っているモビについて、カーボンニュートラルの達成を見据え、関電と共同で車両電動化の研究を進め実用化につなげる方針を示した。