日本ミシュランタイヤ(須藤元社長、東京都新宿区)は、ハイグリップスポーツタイヤの新製品「パイロットスポーツ5」を3月から順次発売する。モータースポーツの知見を生かした左右非対称のトレッドパターン「デュアルスポーツトレッドデザイン」を採用する。タイヤの内側は排水性を高め、外側は大型ブロックで剛性を向上させることで、ウエットとドライの両路面で高いグリップ力を両立させた。

 高強度で耐熱安定性に優れたハイブリッド・アラミド/ナイロンベルトを採用した「ダイナミック・レスポンステクノロジー」で、タイヤと路面の密着度を高めてハンドリング性能も向上させた。サイドウォールを黒く引き締める「フルリングプレミアムタッチ」でデザイン性も高めた。

 従来品は、欧州からタイヤを輸送していたが、新製品から全サイズをアジア圏の工場生産に切り替える。輸送距離の短縮で二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつなげる。

 17㌅から21㌅まで全43サイズを展開する。価格はオープン。