トヨタ自動車は1月26日、仕入先の新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足で稼働を一部停止している国内工場で、生産を委託しているダイハツ工業と日野自動車でも生産を停止すると発表した。「ランドクルーザープラド」などを生産している日野の羽村工場(東京都羽村市)や、「プロボックス」を受託生産するダイハツの京都工場(京都府大山崎町)を31日まで生産を停止する。これにより1月のトヨタの生産計画に対する減産影響台数は、1000台増えて9万4000台となる。

ランドクルーザープラドなどSUVを受託生産する羽村工場第1ラインは、25、26、27、28、31日の稼働停止予定に29日を加える。日野は小型トラック「デュトロ」とトヨタ向けのOEM(相手先ブランドによる生産)車「ダイナ」を生産する第2ラインも同様の日程で稼働を止める。

ダイハツは、プロボックスとダイハツ「ムーヴキャンバス」を生産する京都工場を27、28、31日の3日間稼働を止める。また、24日まで稼働を停止していた「トール/ルーミー(トヨタ)」などを生産する本社工場(大阪府池田市)は26~28日と31日の昼勤も操業を取り止める。