ダイハツ工業は1月19日、滋賀第2工場(滋賀県竜王町)で新型コロナウイルスの感染が拡大したため、19~21日までの夜勤のみ稼働を停止すると発表した。本社工場(大阪府池田市)は、仕入先でのコロナ感染拡大による影響で部品供給が滞り18日から夜勤のみ稼働を停止した。

滋賀第2工場では、小型SUV「ロッキー」や軽乗用車「タント」、トヨタ自動車向けOEM(相手先ブランドによる生産)車両の「ライズ」などを生産している。同工場では30数人がコロナに感染したという。稼働停止期間中に関連部署で消毒などの感染防止対策を行う。

登録車「トール」やトヨタ向け「ルーミー」などを生産する池田工場では部品供給の不足から18、19日の夜勤を停止するが、20日以降の生産開始の見通しは現時点で立っていない。ダイハツでは今回の減産規模は明らかにしていない。両工場の1直当たりの生産規模は約500台。

ダイハツでは子会社のダイハツ九州(大分県中津市)でも従業員がコロナに感染し、17日の稼働を停止した。