米塗料メーカーのアクサルタは、同社による2021年の自動車製造データの分析に基づいた「第69回世界自動車人気色調査年次報告書」を発表した。世界の道路上で最も多く見られた自動車塗色は「ホワイト」で、全体に占める割合は35%となった。首位は11年連続。2位は「ブラック」だった。3位の「グレー」は前年から4㌽上昇し、人気が引き続き高まっているという。

 ホワイトの人気度は、17年の39%をピークに以降は下降基調で、21年は全ての地域で低下して3㌽減少した。地域別でみると、中国が7㌽減と最も減少幅が大きかったものの、同色の割合は50%と半数以上を維持した。日本もホワイトが首位で、ブラック、「シルバー」が続いた。

 欧州は、グレーの人気が最も高い唯一の主要地域で、3年連続首位だった。「レッド」の塗装車が最も多い地域は北米で、南米ではシルバーの人気が非常に高く2位に位置した。高級車部門では、欧州でブラックの人気が首位だった。