東芝は、リチウムイオン二次電池「SCiB」の新製品の受注を始めたと発表した。高い入出力性能と高エネルギー密度を両立したのが特徴で、従来の大容量タイプ(20㌂時)と比較して、入力性能を約1・7倍、出力性能を約1・6倍に引き上げた。

 新製品は「20Ah―HPセル」=写真。現行の大容量タイプの内部抵抗を40%低減することで入出力性能を高めた。内部抵抗の低減により大電流を流した際の発熱を抑制。冷却システムの簡素化と低コスト化にも寄与する。容量劣化も抑えられ長寿命化も実現した。

 セルサイズは現行品と変わらない。そのため現行のモジュール・パックの設計を流用したアップデートが可能となる。

 新製品は、急峻なエネルギーの出し入れが必要な乗用車や商用車のハイブリッドシステムやプラグインハイブリッドシステムなどへの適用を見込んでいる。

 定格容量は20㌂時。入出力性能はそれぞれ1900㍗、体積エネルギー密度は176㍗時/㍑、重量エネルギー密度は8㍗時/㌔㌘、外形寸法は幅116×奥行き22×高さ106㍉㍍、質量は約545㌘。