■右肩下がりの時代今年度も早や半年近くが経過した。景気動向指数のように、「下げ止まりの動きも」といった推移。自動車産業は、ハイブリッド車の話題だけで、期待した新車販売増は実現していない。エコノミストの見解を待つまでもなく、景気は底入れし危機的な状況は脱したが、水面下の改善と上昇にすぎない。先行きの視界不良と景気再後退の懸念が、交錯する局面というこ…