ミック電子工業(東京都品川区)は1968年の創業以来、一貫してスイッチに特化し、オリジナリティに富んださまざまな製品を産み出し続けてきた。顧客のニーズに合わせて、設計開発もフレキシブルに対応することで市場シェアを拡大してきた。

 自動車部品市場へ参入したのは1997年。さらに2009年以降は現在の自動車関係の主要製品である、電動シート調節用シートスイッチの製造を始めた。

 同社のシートスイッチはシンプルな構造で部品点数が少なく、軽量化を実現しており、多くの自動車メーカーで採用されている。さらに、他の自動車関係のスイッチにおいても、さまざまな新製品を開発しており、今回の展示会では「抵抗内蔵型シートスイッチ」や「薄型シートスイッチ」の展示を行う。

 「抵抗内蔵型シートスイッチ」はスイッチ内部に抵抗を搭載し軽量化を実現。「薄型シートスイッチ」は内部構造を見直し従来品から厚みを25%ダウンさせた。このほかスライド式のセカンドシートやサードシートに電源を供給する「給電レール」や「操作系スイッチ」なども同社のブースで展示される。

 ミック電子工業はこれからも、積極的に設計開発を継続していくことで、自動車部品市場での更なるシェア拡大を図る。