日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)がまとめた2021年11月の四輪車輸出台数は、前年同月比13・4%減の34万2070台だった。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大などの余波で国内生産が減少し、4カ月連続のマイナスとなったものの、10月と比べて減少幅は縮小した。

 地域別では最大仕向け地の北米が同23・5%減の13万284台となったほか、欧州が同12・8%減の5万8651台、アジアが同14・7%減の4万7791台、中近東が同20・2%減の3万405台と1割以上のマイナスとなった。一方、大洋州は同15・1%増の4万2107台、中米は同10・6%増とプラスに転じた。

 一方、10月の商用車を含む国内生産台数は同38・4%減の51万5942台となった。このうち乗用車は同41・2%減と大幅に減少した。