トヨタ自動車は18日、12月に稼働調整する国内の生産ラインが増え、当初計画比の減産台数が約1万4000台から約2万2000台に増えたことを明らかにした。東南アジアからの部品不足や国内の物流ひっ迫に加え、再び半導体不足の影響も響く。ただ、「80万台レベル」とする同月の世界生産台数や、2021年度の生産計画(約900万台)は維持する。

新たに「RAV4」や「ハリアー」などを生産する高岡工場第2ライン(18日、25日)と豊田自動織機長草工場(18日)の休日出勤を中止。「ランドクルーザー」などを生産するトヨタ車体の富士松工場第1ラインと、吉原工場の第1・2ラインは20日の稼働を止め、18日に加えて25日の休日出勤も中止する。田原工場第1ラインの休日出勤(18日)も中止した。