ダンスなどで高い好感度を獲得したソリオのCM
授賞式で表彰されるスズキの宣伝・販促担当者

 CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都千代田区)は、2021年度(2020年11月度~21年10月度)に放映された6737銘柄のテレビCMの中から「時代」などを象徴する作品17作を選び「消費者を動かしたCM展開・特別賞」を授与した。自動車関連では唯一、スズキ「ソリオ」が受賞。CM総研は9日都内で授賞式を開催し、スズキ国内営業本部で宣伝・販促を担当する川田篤史氏らに表彰状を授与した。

 選考ではアンケート調査を実施し、優れたCM展開で企業の業績向上に貢献した「消費者を動かしたCM展開」を130銘柄選出。その上で「時代性」「話題性」「影響力」に優れた作品を厳選し特別賞を授与した。

 ソリオのCMは俳優の吉沢亮、橋本環奈、ダンサー・振付師のパパイヤ鈴木らがパフォーマンスグループ「SOLIO5」に扮するシリーズを展開。皆で「ソ、ソ、ソリオ」と繰り返すCMソングに合わせて踊り、ソリオの室内空間の広さを印象づけた。20年12月度に初めてCM好感度総合トップ10入りし、21年度に自動車業類で初の年間1位に輝くなど高い好感度を獲得した。