国土交通省は、大雪時の大型車の立ち往生防止に向けた取り組みを開始した。トラック、バス事業者などを対象に、冬用タイヤの選び方やチェーン装着の効果を解説するパンフレットなどを活用して対応を呼び掛ける。
大雪による大型車両の立ち往生やスリップ事故などが例年発生しており、運転前の足回りの確認の必要性を制作物で訴求する。パンフレットでは冬用タイヤの溝の深さが新品時の50%以上残っているか確認するよう明記した。また、措置が不十分で立ち往生をした場合、行政処分の対象になる可能性も記載し、法令順守の必要性を訴えた。
荷主には、大雪によりやむを得ない場合には運送経路の変更を認めるよう呼び掛けた。