東京都大田区と川崎市の境を流れる多摩川の丸子橋周辺は近隣住民の憩いの場になっている。堤防に腰かけ、本を読んだり、楽器の演奏をしたり、河川敷での野球の試合を眺めたり、それぞれが思い思いに過ごす◆その川崎市側にある階段状の堤防が、日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ」の観客席だったことを知る人は地元住民の中にどれだけいるだろう。堤防強化のため…