政府がガソリンなどの燃料価格の上昇を抑えるための取り組みを相次いで打ち出している。岸田文雄首相は米国や中国、インドなどと協調して石油の国家備蓄の一部を放出する方針を正式に表明した。市場での石油の供給量を増やして原油価格の引き下げを狙ったものだが、効果は今一つのようだ◆経済産業省は経済対策の一環としてガソリンの全国平均価格が1㍑当たり170円を超え…