光岡自動車(光岡章夫社長、富山市)は25日、2021年1月からの受注台数が1千台を超えたと発表した。年間受注台数が1千台を超えるのは1998年以来23年ぶり。2020年10月発表のSUV「Buddy」(バディ)が6割を占めるなど、受注活動をけん引した。

 同社では販売拡大について、18年に発売した創業50周年記念モデル「Rock Star」(ロックスター)によって認知度がアップしたことに加え、バディの受注が想定以上に伸びたことが主要因としている。06年から17年の年間平均受注台数は約400台で、21年実績は2・6倍に拡大した。

 主力となったバディは現在、納期が2年となっていることから、増産に向けた体制づくりを進める。現在の年150台から300台に引き上げる。現在、同社の取り扱い車種は6車種。