「地雷を踏んだか…」―。私の危惧は当たった。自民党幹事長であった甘利明氏が小選挙区で落選。49年前の第33回衆議院選挙・群馬3区(中選挙区)で、中曽根康弘、小渕恵三両氏の苦戦を思い出した◆その年の自民党総裁選は田中角栄、福田赳夫両氏が争い、激しい派閥選挙から「角福戦争」と呼ばれた。最後にキャスティングボートを握ったのが中曽根派で、田中の支持に回り…