日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、10月末時点で会員数が過去最多となる2千万人を超えたと発表した。国内の運転免許保有者数(8198万9887人)に対しJAF会員は約24・4%、約4人に1人の割合となった。
10月末の会員数は、前年同月比約26万7千人増の2千万5459人。会員数の内訳は、個人会員が約1306万人、家族会員が約610万人、法人会員が約84万人だった。
会員数2千万人突破について、藤井会長は新規会員の獲得と継続率の向上への取り組みに謝意を述べるとともに、「会員満足度のさらなる向上と、クルマ社会が抱える問題の解決のため、さまざまな施策を積極的に実行していく」とコメントを8日発表した。
JAFは1963年に発足。会員数は右肩上がりで増加し、93年11月に1千万人を超えた。近年は、ロードサービスの現場到着までにかかる時間の短縮を目指し、人工知能(AI)を活用した自動配車システムや、「JAFスマートフォンアプリ」にロードサービスカーの現在地が分かる救援要請機能を導入した。また、災害被災地の支援や交通安全啓発などにも力を入れている。