開発したセル(単電池、写真左)と、ギ酸タンクを内蔵した実証用燃料電池

ジェイテクトは8日、ギ酸を用いる燃料電池を開発したと発表した。家庭や企業などの定置用電源として2030年までに実用化する。人工光合成でギ酸を作る研究を手がける豊田中央研究所とも組み、将来はカーボンニュートラルな自律型電源として普及を目指す。燃料電池の燃料(水素キャリア)としては水素やメタノール、アンモニアなどが主力で、ギ酸は出力が低いことが課題と…