ホンダは21日、11月上旬の国内四輪車工場の稼働率見通しが9割まで戻ると発表した。世界的な半導体供給不足や東南アジアの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給難の減産影響は回復基調にあるが、11月中旬以降の見通しについては「現時点では立っていない」(広報)としている。

 10月の稼働率は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)が約6割、埼玉製作所の狭山工場(埼玉県狭山市)は約8割、同寄居工場(同寄居町)は正常稼働としている。11月上旬の稼働率は3工場ともに9割を計画する。減産影響により「ヴェゼル」の上位グレード「PLaY」は注文受付を一時停止している。