JDパワージャパン(山本浩二社長、東京都港区)は13日、新車購入後2~13カ月のユーザーを対象にした「2021年日本自動車商品魅力度調査」の結果を発表した。ブランド別ランキングでは、レクサスがトップを獲得。このほか8つのセグメントごとのモデル別ランキングも公表し、トヨタと日産、スズキが2セグメントで1位となった。
ユーザーに車両品質を評価する10項目を質問し、1千ポイント満点で商品魅力度を算出した。ブランド別では、レクサスが1位だったものの、2位メルセデス・ベンツ、3位BMW、4位MINIと海外ブランドが上位に目立った。
一方、セグメント別のランキングでは、8セグメントすべてで国内メーカーブランドが1~3位を占めた。トヨタはミッドサイズSUV「ハリアー」とミニバン「アルファード」がそれぞれのセグメントで1位を獲得。日産はコンパクトの「ノート」、コンパクトSUVの「キックス」が最高評価だった。スズキは軽ハイトワゴン「ハスラー」に加え、コンパクトミニバン「ソリオ」がトップになった。
このほかのセグメント1位は、軽スーパーハイトワゴンがダイハツ「ムーヴキャンバス」、ミッドサイズがスバル「レヴォーグ」だった。
同調査は毎年実施しているもので、今回が11回目。先進技術の普及やパワートレインの多様化でユーザーが自動車を評価する視点も変化しつつあることから調査内容を全面的に刷新した。「外観」や「インフォテインメント」などについてインターネット調査で回答を集め、1万9615人が回答した。