独コンチネンタルはグループの組織再編を行い、2022年1月から新体制をスタートすると発表した。オートモーティブ・テクノロジーズ・グループセクターは22年以降、「オートモーティブセクター」に改称し、5部門に再編成するととともに、タイヤ部門とコンチテック部門は独立したセクターにする。同社は今年9月中旬にヴィテスコ・テクノロジーズをスピンオフ。今年3月には「自律モビリティ」「セーフティー&モーション」の事業部門の設置を決定している。今回の決定は「戦略的再編を加速させるステップとなる」としている。
オートモーティブセクターについては来年1月以降、「セーフティー&モーション」「自律モビリティ」「スマートモビリティ」「ユーザーエクスペリエンス」「アーキテクチャー&ネットワーク」の5部門で構成する。既存の「車両ネットワーキング・インフォーメンション」と「自律モビリティ&セーフティー」 の2部門は解体され、新たな5部門に再編、統合されることになる。
また、先行技術開発本部を強化するため、来年1月1日付でギル・マビレ氏がCTOに就任する。オートモーティブグループにおける管理機能も強化する。現在の営業、経理&財務、品質、人事、広報の機能に加え、購買、IT、サプライチェーン管理、サステナビリティー、製造のオペレーション機能をオペレーション部に統合する。