スズキは30日、10月に湖西工場(第一、第二)、浜松工場の稼働を一部で停止すると発表した。世界的な半導体不足に加えて、東南アジアにおける新型コロナウイルス感染拡大の影響で部品供給が滞っているため。

 「スペーシア」「ハスラー」をはじめ9月に発売したばかりの「ワゴンRスマイル」を生産する湖西工場第一は1、4、29日の3日間、「ワゴンR」や「ハスラー」「ジムニー」を生産する同第二は1、29日の2日間を停止する。二輪車生産の浜松工場は4日に止める。同社は9月も国内工場の稼働を一部で停止していた。半導体不足による国内の年間減産影響を25万台と発表しているが、今回の稼働停止も想定内としている。