ホンダは24日、2022年後半に北米で発売する車種から米グーグルの車載OS(オペレーティングシステム)を採用すると発表した。スマートフォン(スマホ)を使用することなく、グーグルの地図アプリや音声認識機能などを使用できるようになる。グーグルのOSを活用し、開発コストを抑制した上で車両の利便性向上を図る。
これまでホンダ車が対応していたグーグル「アンドロイドオート」でも地図や音楽などの機能は使用できていたが、車載OSを組み込むことでスマホと連携しなくてもさまざまなアプリを使用できる。また、エアコンやカーウインドーなどを音声認識機能で操作できるようになる。
グーグルの発表によると、同社の車載OSはフォード・モーターやゼネラル・モーターズ(GM)、ルノーなども採用している。
アンドロイドオートの機能も追加し、米国のガソリンスタンドで音声操作による車内での決済が可能になるという。