カール・デッペン氏

三菱ふそうトラック・バスは9月16日、ハートムット・シック社長(59)の後任として、メルセデス・ベンツブラジル社長のカール・デッペン氏(55)が就任すると発表した。デッペン氏は主に商用車を中心に購買や物流分野などに携わり、03年には三菱ふそうでも購買・物流部門括部長を担当した。12月1日付で三菱ふそうに着任し、同月内に社長に就く。シック社長は、兼任するダイムラートラック社取締役とダイムラー・トラック・アジア(DTA)代表も退任し、年末に退職する。

シック社長は18年4月に三菱ふそうの社長に就任。ダイムラーグループとしてスケールメリットを生かし、電動化や自動化の次世代技術開発や生産対応を進めてきた。19年には本社機能を川崎工場内に移転し、「プロダクト・センター」に製品関連部門を新社屋に集結した。

〈プロフィル〉カール・デッペン ウィーン経済大学、ミネソタ大学カールソン校経営学修士。1990年メルセデス・ベンツ入社。2003年三菱ふそうトラック・バス購買・物流部門統括部長、07年ダイムラーライフサイクルマネジメント部門 統括部長、メルセデス・ベンツトラック担当部長、17年メルセデス・ベンツコスト管理部門本部長、20年メルセデス・ベンツブラジル社長。ドイツ出身。1966年4月1日生まれ、55歳。

(2021/9/17修正)