A PITオートバックス東雲の特設ブースで開催した
阿部商会は「スーリー」ブランドのルーフトップテントを装着したデモカーを出展

 日刊自動車新聞社の「用品大賞2021」で受賞した製品の展示即売会が5日、A PITオートバックス東雲(東京都江東区)で行われた。受賞企業のうち16社が出展。受賞製品の紹介やデモンストレーションを披露したほか、新製品の披露や発売前情報の告知などを行った。

 PIAAは、「安全サポート部門」で受賞した「ヘッド&テールライト融雪ヒーター」を実物のヘッドライトに取り付けたサンプル品を展示。また、融雪ヒーターの発熱温度が外気温プラス60度(現行モデルは50度)で電圧24㌾の大型車にも対応する改良モデルを発売することも発表した。

 「アウトドア用品部門」で受賞したエーモン工業は、2020年2月に立ち上げた「OGC(アウトドアギアフォーカー)」ブランドの製品を展示販売した。車内外でも活用できるポータブル電源ユニットのほか、ラゲッジネットやバックル付きベルトなど幅広いアウトドア関連用品を展開している。今後は、アウトドア専門店などにも販路拡大を検討しているという。

 「大型車部門」で受賞したバスクは、乗用車用のタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)を特別価格で販売した。また、大型車向けボール型センサーや、アルミホイール向けとスチール・アルミホイール両方に対応する製品のPRも行った。今村浩営業部長は「長距離運転のドライバーだけではなく、日常の買い物でしかクルマを使わない高齢ドライバーにもお勧めできる。TPMSの普及がさらに進めば、廉価版の製品開発に着手したい」と話した。

 日刊自動車新聞用品大賞は毎年実施しているもので、アフターマーケットで注目を集めた製品を部門ごとに表彰している。34回目を迎えた今回、受賞企業が出展する展示販売イベントを初めて企画した。