ドイツ・ミュンヘンで7日、国際モーターショー「IAAモビリティ2021」が開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大以降、欧州で大規模なモーターショーが開かれるのは今回が初めて。欧州連合(EU)が2035年に内燃機関を搭載した車の販売を禁じる方針を打ち出す中、自動車メーカー各社が電気自動車(EV)の新型車やコンセプトカーを相次ぎ出展した。

 フォルクスワーゲン(VW)は、25年に市場投入する計画の量販コンパクトEVのコンセプトモデル「ID.ライフ」を発表した。400㌔㍍(欧州WLTP)の航続可能距離を確保した上で、価格を2万 ユーロ (約260万円)前後に抑えたEV普及モデルに位置付ける。

 ダイムラーは、メルセデス・ベンツ「Eクラス」に相当するEV「EQE」を発表したほか、「Gクラス」や「マイバッハ」のコンセプトEVも発表。全方位でEVラインアップを拡大する方針を示した。このほか、ルノーはCMF―EVプラットフォームを使用した「メガーヌ」のEVを世界初公開。BMWは、構成部品を全てリサイクルできるコンセプト車やトヨタ自動車と燃料電池システムを共同開発した初の燃料電池車を公開した。

 ドイツのモーターショーはこれまでフランクフルトで開催していたが、今回からミュンヘンに移した。日本の自動車メーカーは全社出展を見送った。イベントは12日まで。