住友ゴム工業は、不適切な検査を実施していた加古川工場(兵庫県加古川市)で生産する防舷材について8月31日付でISO9001認証を取り消したと発表した。併せて、防舷材と同様の品質マネジメントシステムを用いている医療用精密ゴム部品も対象となった。また、泉大津工場(大阪府泉大津市)で生産する医療用精密ゴム部品の認証も一時停止となった。
同社は7月に加古川工場で生産する防舷材と南アフリカ子会社で製造するタイヤで不正行為があったと発表。安全性に問題はなかったが、現在、外部弁護士を加えた特別調査委員会を設置して原因を究明しており、今後の再発防止策を策定する。