スカイドライブ(福澤知浩CEO、東京都新宿区)は、舞洲など大阪ベイエリアでのエアタクシーサービス実現に向けた調査を始めると発表した。調査は、大林組と関西電力、近鉄グループホールディングスと東京海上日動火災保険と共同で、今秋から実施する。地域住民の生活者モニターを対象にドローンによる海上飛行実演を行うとともに、アンケート調査や空飛ぶクルマの展示などを実施し、社会受容性を確かめる。
スカイドライブは2025年の大阪万博開催に向け、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指している。今回、サービスの具現化に向けて同エリアでマーケティング調査を行う。ポート候補地に地域住民を招待してアンケートやインタビュー調査を実施する。また、ドローンの海上飛行実証、空飛ぶクルマのコンセプト機体やポート建設や充電・エネルギー関連などの周辺技術の展示などを行い、空飛ぶクルマに対する理解促進を図る。
大阪府は空飛ぶクルマの社会実装に向け「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を昨年11月設立した。国のロードマップを踏まえて国がスムーズに法整備を進めるための素材を提供し、大阪での空飛ぶクルマの実現を目指している。