日本ミシュランタイヤ(須藤元社長、東京都新宿区)は18日、オールシーズンタイヤの新製品「クロスクライメート2」を10月8日から順次発売すると発表した。ドライ、ウェット、雪上など幅広い路面状況に対応する新開発の「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」を採用し、安全性能を高めた。15~20インチまでの全61サイズを展開する。価格はオープン。

 従来品よりさらに大きく切れ込んだ「新Vシェイプトレッドパターン」は、排水・排雪性能に貢献し、ウェットや雪上路面で安定性を発揮する。

 スリップサインに対して摩耗度が3段階で表示される新デザインの「トレッドウェアサイン」で交換時期が判断しやすいように利便性も高めた。従来品と比較して、雪上、ウェット、ドライの各路面におけるブレーキング性能をそれぞれ7%、6%、5%向上させた。

 同日開いたオンライン発表会で、須藤社長は「夏タイヤの性能と雪上性能が両立できれば、消費者の利益につながると考え販売を始めた。おかげさまで毎年、前年を上回る実績を頂戴している」とオールシーズンタイヤ需要の高さと販売手応えを話した。