首都圏と九州で軽貨物配送サービスを手掛けるケイソー(伊藤淳代表取締役、千葉県柏市)は、配送車両の積み荷の盗難防止支援を狙いとした人材マッチングサービス「マモル」を10月に提供開始すると発表した。荷物の受け渡しでドライバーが一時的に車両を離れる際に監視を手伝う人材をサイトで紹介する。物流マーケティングサービスを手掛けるSTART・WITH・WHY(中村和也代表、東京都港区)と共同開発した。
新サービスでは、まず配送事業者が日時や報酬などを記載した求人票をサイトに登録。これに応募した監視役希望者とのマッチングの場を提供する。配送車両は荷物の盗難にあうリスクや車体を傷つけられるといったトラブルが起こりうるため、事業者がドライバーとは別に車両監視人員を配置するケースが増えており、これが物流コストの上昇要因になっている。新サービスを通じて手軽に低コストで監視を依頼できるようにして、物流事業者を支援する考えだ。