日本ミシュランタイヤ(須藤元社長、東京都新宿区)は、スポーツタイヤ「ミシュランパイロットシリーズ」に、スポーツタイプの電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向け「パイロットスポーツEV」を新たに追加して、9月から順次発売すると発表した。国際レースシリーズのフォーミュラEで培った技術を応用した新開発のコンパウンドを採用。スポーツ走行時でも安定したグリップを確保する。

 スチールベルトに強度と軽さを併せ持つ新素材「スリムベルト」を採用し、内部構造の薄型化と転がり抵抗の低減にも成功した。タイヤの内側に貼り付けた専用設計の特殊フォーム「アコースティックテクノロジー」は、路面状況の変化や凹凸、道路のつなぎ目を乗り越える際のノイズを低減させ、電動車特有の静粛な車内環境に貢献する。

 19~21インチまでの全5サイズをラインアップし、価格はオープン。