スバルは29日、トヨタ自動車と共同開発するスポーツカー「BRZ」を9年ぶりに全面改良して発表した。2グレード展開で価格は308万~343万2千円(消費税込み)とし、初年度は月販500台を計画する。

 排気量2・4リットル水平対向4気筒エンジンを6速MTまたは6速ATと組み合わせ、吸排気性能の強化やフリクションの低減によりトルクを向上させた。AT車は運転支援システム「アイサイト」を装備したほか、スポーツモードの制御も向上させた。車内は水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した。デジタルメーターは7インチカラー液晶とLCD液晶を組み合わせ、さまざまな状況下での直感的な情報把握を可能とした。

 17インチアルミホイールを標準装備する「R」と、18インチアルミホイールや8スピーカー、フロントシートヒーターなどを標準装備する「S」の2グレードを設定する。外装色は「クリスタルホワイトパール」など7色を用意する。