多摩川スピードウェイは1936年に開設された日本初の常設サーキット。写真の観客席が現存(37年5月の競技の模様)

日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ(SW)」の跡地(川崎市中原区)を含む多摩川河川敷で、国土交通省が計画する堤防工事の見直しを求めてモータースポーツ愛好家が立ち上がった。堤防工事では、跡地に残されたコンクリート製観客席の取り壊しが予定される。戦前に開設された同SWは、国内モータースポーツ発展の礎となった。その跡地保全に取り組む関係者は、…