日野自動車は26日、小型トラック「デュトロ」に積載量1・5トンクラスを新たに設定し、8月2日に発売すると発表した。6速オートマチック・トランスミッション(AT)車の設定車型を充実させ、都市内配送・運搬を想定した取り回しやすさが特長だ。衝突回避支援システム「プリクラッシュセーフティ」や前進誤発進抑制機能など2トンクラス以上と同等の先進安全装備を標準搭載して、ドライバーの安全運転を支援する機能も充実させている。

 排気量2・8リットルのディーゼルエンジンを搭載。最高出力106キロワット、最大トルク300ニュートンメートルを発揮する。全車「平成28年(ポスト・ポスト新長期)排出ガス規制」に適合し、5速マニュアル・トランスミッション(MT)車は「平成27年度燃費基準+5%達成」と合わせてエコカー減税の対象となっている。1・5トンクラスは、既存の2・0トンクラスと同様の木製デッキに加えて、防錆鋼板のスチールデッキも採用した。

 価格は、標準幅キャブで木製デッキを採用した5速MT車で354万3760円(消費税込み、東京地区希望小売価格)。