より吸音性能が得られる繊維設計や基材・材料の組み合わせのノウハウが差別化のカギとなる(写真は旭化成の「プレシゼ」)

自動車から発生する「音」には、モーターのような高周波音のものからロードノイズなど、低周波音のものまであり、車内での静粛性を確保するため「どの音を吸音するのか、そして(吸音レベルを)どこまでするかの見極めが難しい」(東レの不織布事業部の松下達部長)。吸音材や不織布の組み合わせに応じて、音ごとに吸収の効果も異なる。素材各社は、求められる吸音効果を生み…