バス販売の苦境が続いている。2021年上期(1~6月)のバス新車販売台数は、前年同期比32・5%減の3945台だった。新型コロナウイルス感染拡大前の実績から半数近い水準にまで落ち込んで、上期としては過去最低だった。コロナ禍でインバウンド需要が消滅したことで、大型観光バスを中心に新車需要が一気にしぼんだ。首都圏の貸切バス輸送量は、コロナ禍前と比べて…