出光興産は、タジマモーターコーポレーションと共同設立した出光タジマEVで開発を進めている超小型電気自動車(EV)の「IDETA(イデタ)」と、出光が展開するモビリティサービスに関するティザーサイトをオープンしたと発表した。段階的に最新情報を発信する考え。年内には出光が提供するモビリティサービスを正式発表する計画で、イデタは2022年中の発売を目指している。

 出光タジマEVは、次世代モビリティやモビリティサービスの開発を目的に今年4月に設立。超小型EVを核とする新しいカテゴリーとなるモビリティの提供を通じ、移動に関する課題解決を目指す。開発中の超小型EVは、低速で小回りが利く近距離移動に特化した次世代モビリティ。子どもの送迎や通院、買い物など、子育て層や免許返納に悩む高齢者らの利用を想定している。インターネットとつながる車載器の装備でコネクテッド化を図り、新サービスの開発・提供も目指している。