スマートドライブ(北川烈社長、東京都千代田区)は28日、スズキと協業し、通信機能を活用した法人向け車両管理サービスを構築すると発表した。スマートドライブが提供する車載機器で位置情報などを把握し、車両の稼働状況などを可視化して法人車両の効率的な稼働などに役立てる。

 導入時期は現時点では未定で、まずは実証実験を通じて課題を洗い出す。現在、国内でコネクテッドサービスを提供していないスズキは、スマートドライブと組んで新サービスを模索する。

 近年需要が拡大している小口配送など軽自動車や小型車を利用した法人車両向けに、新たなコネクテッドサービスを構築し普及を目指す。

 協業の第一段として提供する車両管理サービス「スズキフリート」は、シガーソケット型の専用デバイスなど車載機を設置することで、管理車両の状況をリアルタイムに把握し、業務管理などに役立てる。

 また車両の維持管理などコストを見える化するサービス「スズキインサイト」も構築する。