グループPSAジャパン(木村隆之社長、東京都目黒区)は24日、シトロエンブランドのSUV「C5エアクロスSUV」に、ブランド初の電動モデルとしてプラグインハイブリッド車(PHV)を追加して発売したと発表した。

 200ボルト普通充電のみに対応する容量13・2キロワット時のリチウムイオン電池を搭載し、電気のみの走行で最高時速135キロメートル、航続距離65キロメートル(WLTCモード)。フロントモーターと排気量1・6リットル直列4気筒ターボエンジンを組み合わせ、システム総合で最高出力225馬力、最大トルク360ニュートンメートルを発生する。1グレードで価格は550万円(消費税込み)。

 オンライン発表会でマーケティングダイレクターのトマ・ビルコ氏は「PHVの発表は電動化戦略の第一歩に過ぎない」とし、電気自動車(EV)「e―C4」のほか、今年後半に欧州でガソリン車とPHVを発売する新型「C5X」も将来的に日本へ導入する見通しを明らかにした。