ボッシュは、ダイムラー・トラックとボルボ・グループの合弁会社で燃料電池を手がけるセルセントリックと、燃料電池システムに搭載される電動エアコンプレッサーの長期供給契約を提携したと発表した。大型トラック向けと定置用途の燃料電池システムに使われる予定で、量産は2020年代中頃をめどに開始する。

 電動エアコンプレッサーはろ過された空気を燃料電池システムに供給する部品。ボッシュはシリコンカーバイド半導体を採用したパワーエレクトロニクス付き製品を提供する。高速電気モーターとパワーエレクトロニクスの組み合わせにより製造段階でのコスト競争力を高めるとともに、燃料電池システムとの統合を容易にした。