「とにかく火消が遅すぎたよ、検察庁は…頑として譲らず、防衛庁も……が激昂しているので…。…何とか納得させ、術(て)を打った」-。このシーンは次期戦闘機の選定をめぐる汚職事件を扱った小説のクライマックスで、与党幹事長が贈賄側の商社に指示。最後、政府首脳が力業で疑惑を打ち消す。緊張感が漂い、ワクワクするシーンだ◆今、このような状況下に東芝と経済産業省…