マツダは23日、半導体不足の影響で防府第1工場(山口県防府市)の稼働を7月中に計10日間停止すると発表した。マツダが昨年末から続く半導体不足の影響で工場の稼働を停止するのは初めて。7月の減産幅は非公表だが、5月に公表した通期の減産影響である10万台には織り込み済みだという。

 同工場で生産するのは「CX-3」「マツダ2」「マツダ3」。仕向け地の需要や在庫状況を総合的に判断し、7月は操業停止に踏み切ることを決めた。半導体不足がマツダの通期生産計画に与える影響台数は10万台と見通すが、下期を中心に挽回生産し、実質7万台の影響に抑える計画だ。