標準軸受では水素脆性試験で44時間経過すると早期破損が起こる

NTNは、水素による軸受の早期破損を抑えた「耐水素脆性軸受」を開発したと発表した。水素原子の鋼材侵入により鋼材の強度が低下することで軸受が早期に破損する場合があったが、新たな鋼材と特殊熱処理技術を採用し、同社の標準軸受に比べて3倍以上の長寿命化を実現した。動力装置の高効率化が進む自動車や産業機械への用途展開を見込む。軸受の早期破損は、過酷な潤滑条…