木の薙刀(なぎなた)を構える少女の顔に、昭和世代は恐怖を感じる。今月11日付新聞の紙面は凄かった。見開きの意見広告で、左上には「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される」と書かれ、バックに見える少女らによる戦時下の軍事教練の姿は不気味だ◆昭和世代でタケヤリといえば、太平洋戦争末期の無謀な戦いを連想する。…