カーボンニュートラルの議論の中で合成燃料がにわかに注目されている。水素と炭素からガソリンや軽油と同じ組成の液体燃料を製造するもので、大気中の二酸化炭素(CO2)を回収して使うことにより、燃やしてもCO2の排出を実質ゼロとみなすことができるという◆自動車用として注目されている理由は、既存の内燃機関や燃料供給インフラをそのまま活用できるからだ。普及す…