ホンダがパワーユニットを供給するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手は23日、F1シリーズ第5戦「モナコGP」の決勝で今季2勝目を挙げた。世界三大レースの一つに数えられるF1モナコGPでフェルスタッペン選手が優勝したのは初めて。今回の優勝でフェルスタッペン選手はドライバーズランキング、レッドブルはコンストラクターズランキングでそれぞれ首位に躍り出た。

 決勝は、予選トップだったフェラーリのシャルル・ルクレール選手がトラブルで出走できず、2番グリッドのフェルスタッペン選手が事実上のポールポジションからスタート。高速コーナーが少なく、オーバーテークが難しいコースだったこともプラスに作用し、最後までレースをリードした。

 一方、今季すでに3度優勝しているルイス・ハミルトン選手は不調で7位に終わった。ポイントランキングでフェルスタッペン選手はハミルトン選手を4ポイント上回る105ポイントでトップになった。モナコGPのこの他の結果は、レッドブルのセルジオ・ペレス選手が4位、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー選手が6位、角田裕毅選手が16位だった。