「Yコネクト」イメージ

 ヤマハ発動機は20日、原付二種スクーター「NMAX ABS」に同社国内モデルで初となるコネクテッド機能を搭載し、2021年モデルとして6月28日に発売すると発表した。車載通信端末「CCU(コミュニケーションコントロールユニット)」を搭載し、車両とスマートフォン(スマホ)で情報を相互連携する。

 利便性や安全性を高める情報を提供し、車両の販売拡大につなげるとともに、蓄積したデータを基に新しいサービスの開発につなげる。

 コネクテッド機能は、専用アプリ「ヤマハモーターサイクルコネクト(Yコネクト)」をダウンロードしたスマホと車両をペアリングして使用する。スマホで走行中のエンジン回転数やオイル・バッテリーの交換推奨時期、車両の最終駐車位置などを知ることができる一方、車両側のメーターではスマホに届いた電話の着信やメール受信、スマホのバッテリー残量などの情報も得られる。

 21年モデルのNMAXは20年排ガス規制に対応した新エンジンやジェネレーター一体型モーターなどを採用。価格は36万8500円(消費税込み)で年間販売計画は3500台。