帝人は注力すべき重点領域として自動車分野を設定し、中長期的な新たな収益事業へとポートフォリオ変革に取り組んでいる。近年、川下への事業展開として、北米、欧州の部品メーカーを傘下に納めた。
昨今、クルマの電動化・自動運転化への加速により、部品に求められる要求特性が大きく変化している。そのような変化に対応すべく、同社は、単なる素材供給だけではなく、自動車部品供給パートナーとして新たな価値を創出することで、次世代の車づくりに貢献できる企業を目指す。
今回のオンライン展示会では、「部品の軽量化 DAKE JA NAI +α(新たな価値)」の事例として、デジタルなモノづくりに適した革新的な生産プロセス、低コストを実現した次世代Plastic Glazing(合成樹脂製窓材)、金属と樹脂のマルチマテリアル構造により、衝突安全性を確保しながら大幅な部品点数削減と軽量化を達成したバッテリーボックス、環境に優しい内装用高ストレッチ性ファブリックを紹介する。