日本電産は22日、関潤社長が最高経営責任者(CEO)を兼務する人事を発表した。永守重信会長兼CEOは代表権を持つ会長に専念する。6月22日開催予定の定時株主総会とその後の取締役会で決定する。市場変化を先取りするとともに、成長を加速するため、経営の意思決定スピードを上げるのが狙い。中長期戦略などの重要な意思決定する権限は永守会長が保持する。
同社は20年4月以降、永守会長と関社長の2トップ体制で経営してきた。関社長が経営の執行と結果の最終責任を負う体制に移行、目標とする2030年に連結売上高10兆円達成を目指す。