ヤマハ発動機は、埼玉県和光市で1人乗り低速モビリティ「NeEMO(ニーモ)」の実証実験を21日から開始したと発表した。ニーモはシニアカーと比べて若々しいデザインの採用や段差乗り越えをはじめ走破性を高めたことが特徴。シニアカーはデザインや名称を理由に高齢者が利用を敬遠するケースが散見されるが、同社は新しいモビリティとしてニーモを提案し、免許返納後の移動手段などとしての需要を探る。
実証実験は6月22日まで実施。希望者に2週間から1カ月試してもらい顧客ニーズを検証するとともに、事業化に向けた協業パートナーを探す。
ニーモは、「東京モーターショー2019」に参考出展した「YNF-01」をベースに、公道での使用を可能にしたコンセプトモデル。運転免許なしで利用できる。